about
建築学科について

学科長からのメッセージ

「プロフェッショナルな能力と豊かな教養」をあわせ持つ技術者を育成します

建築学科は、設立以来60年の歴史があり、7000名の卒業生が社会で活躍されております。2012年4月には北千住駅前に槇文彦氏設計の東京千住キャンパスが開校し、最新鋭の豊かな建築空間の中で学生生活を送ることになります。この環境と豊富な教育・研究実績を基に、未来科学部建築学科、未来科学研究科建築学専攻は、学部ならびに大学院(修士)の6年一貫カリキュラムを通じて、建築の計画・設計分野・構造分野・環境設備分野に関する「プロフェッショナルな能力と豊かな教養」をあわせ持つ技術者を育成します。

未来の豊かな建築・都市空間を創出していくためには、豊富な専門知識と主体である人間や社会にまつわる様々な理解、さらに先見性や創造力を養う必要があり ます。建築学科ではこれらに対応した人材を養成するための多彩なカリキュラムを行っています。なお、大学院では在学中に二級建築士の取得、さらに2年間で 一級建築士の実務経験を満たすことができるプログラムを用意しています。そのため首都圏初の本学建築学科付属の一級建築士事務所を設置しています。

未来科学部
建築学科 学科長
横手 義洋

建築の未来をリードする教育

  • 一級建築士試験合格を目指す習熟テスト
  • 一級建築士受験資格に対応するための学部・大学院(修士)の一貫カリキュラムと、実務歴2年に対応したインターンシップ教育
  • 若手プロフェッショナルによる実務教育
  • どのような形の建築でも目で見て安全性が分かるNASA開発のソフトを導入した建築のためのIT教育
  • 社会での実務の準備となる、デザイン、構造、環境設備チームによる協働設計教育
  • 演習・実習を中心にした設計能力・コミュニケーション能力を習熟する教育
  • 少人数教育で学生全員の設計作品を講評して、個性や能力に応じた教育

建築学科の歴史

  • 1964年
    • 工学部第一部に建築学科の新設を決定
  • 1965年
    • 工学部第一部に建築学科第1回生123名入学
  • 1969年
    • 建築学科第1回生が卒業
  • 1981年
    • 大学院理工学研究科設置。建設工学専攻発足
  • 1983年
    • 東京電機大学建築学科設計課題優秀作品集 刊行
  • 1984年
    • 建築学科が11号館13・14階に移転
  • 1985年
    • 建築学科創立20周年パーティー開催
  • 1990年
    • 千葉ニュータウンキャンパス開設。
    • 建築学科新1年生140名を迎える
  • 1990年
    • 大学院工学研究科建築学専攻(修士課程)を新設
    • 総合研究所建設技術研究所を千葉ニュータウンに開設
  • 1995年
    • 大学院工学研究科建築学専攻(博士後期課程)新設
  • 1999年
    • 学部/修士6年一貫教育の立案
  • 2005年
    • 建築学科創設40周年を迎える
  • 2007年
    • 工学部から未来科学部へと移行
    • 学部/修士6年一貫カリキュラムでスタート
    • 未来科学部建築学科第1回生115名入学
  • 2012年
    • 神田キャンパスから千住キャンパスへ移転
  • 2017年
    • 住環境・インテリア分野と歴史都市分野の拡充とともに定員も拡充(2017年度158名入学)

建築学科の特色​

3つの特色​

1. 設計・デザインの能力と情報・解析・表現の技術の習得​

演習や実習を中心に、計画・意匠、環境・設備、構造・生産、歴史・都市、住環境・インテリアの5分野について幅広く学び、設計・デザインの能力と情報・解析・表現の技術を身につけます。3年次には「習得確認テスト」を行い、習熟の達成度の確認をします。​

2. 大学内に一級建築士事務所がある​​

演国内でも数少ない「学内一級建築士事務所」のプロジェクトに参加するなど、充実した長期インターンシップ教育※を実施。実社会と連携した研究開発や調査、設計コンサルティングを体験しながら、プロの技術と倫理観を学びます。​​

※本学大学院における長期インターンシップは一級建築士資格取得要件の実務歴として公的に認定されています。​
3. 6年一貫による充実した教育環境​​

1年次から全員が設計課題を発表し、実務者や研究者がそろった教員陣から講評を受けます。6年一貫プログラムに則り、この経験を積み重ねて表現力やプレゼンテーション能力を強化。またコンピュータや3Dプリンタを用いた3次元造形物の制作など、デジタル教育の環境も充実しています。​​

建築学科の学び​

情報・解析・表現の技術/設計・デザインの能力​

計画・意匠
建築法規、作品・形態論、建築計画、環境行動
環境・設備
建築環境工学、省エネルギー、環境心理生理、サステナビリティ
構造・生産
構造解析、耐震・免制震、材料・生産、素材と構法、コンピュテーショナルデザイン
歴史・都市
建築史、都市計画、都市デザイン、保存と再生
住環境・インテリア
インテリア設計、福祉・住環境、ディスプレイデザイン、リノベーション、ライフスタイル

建築学を活用できる近未来​

6年間一貫カリキュラム

東京電機大学建築学科+建築学専攻では、「6年一貫」をキーワードに掲げ、基礎的なレベルから高度な知識・技術まで、一貫して学べるカリキュラムをつくっています。

ピックアップカリキュラム

ワークショップ​​

教員が設定した多彩なテーマで自由に探求。たとえば、古民家の一部を改修したり、既存の骨組みに装飾をしたりしながら、仲間と共に考え、実物大の「ものづくり」に挑戦します。​​

材料・構造実験​​​

建築物の主要な構造材料の物理的性質、鉄筋コンクリートや鉄骨の構造部材の基本的な力学的性質を実験などの実習を通して体感し、これらの材料や構造部材に対する知識を具体的に体得します。​

長期インターンシップ​​​

学内に設置されている一般社団法人TDU一級建築設計事務所や学外企業がインターンシップ先。本学教員のもとで、設計や耐震調査を実践することで、一級建築士資格の 取得に必要な実務経験として認定されます。​​