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TOPICS2024.5.28
公益社団法人空気調和・衛生工学会「特別賞十年賞」を受賞 ~東京千住キャンパスにおける省エネルギー活動の継続的な取り組みが評価~

東京電機大学の「東京千住キャンパス」が、公益社団法人空気調和・衛生工学会の第24回「特別賞十年賞」を受賞しました。
今回の受賞は、同キャンパスにおいて、開設後10年以上にわたり、本学と設計者、施工者、運用管理者などが協力して性能検証と運用改善体制を維持し、省エネルギー活動を継続してきた取り組みが評価されたものです。

本業績は同学会学会誌7月号に掲載予定です。主たる執筆者は、西川雅弥准教授(本学科)、連名者は射場本忠彦学長(元本学科教授)、百田真史教授(本学科)ほか、受賞社の関係者です。

また、5月10日付の日刊建設工業新聞、建設通信新聞にも掲載されています。

東京千住キャンパスは、国土交通省の2009年度「住宅・建築物省CO₂推進モデル事業」に採択され、“トップクラスの省CO₂エコキャンパスの実現”を目指し、2012年4月に開設しました。
今回受賞した「特別賞十年賞」は、同学会が2001年より、「空気調和・衛生設備を長期間にわたり健全に維持する運用管理技術ならびに更新改修技術の発展と振興を図る」ことを目的として、特に優秀な会員の業績に対して賞を贈り、表彰しているものです。
今回の受賞においては、同キャンパスが環境に配慮した先導的モデルキャンパスとして開設した後も性能検証・運用改善、維持管理を長年継続して実施し、大学特有の学生の大量移動や季節・時間帯で大きく異なるエネルギー需要などを把握しながら、利用実態に対してBEMSデータを最大限活用して運用の改善を図ることで省エネルギーの実効性を年々高めてきたことが高く評価されました。

なお、同キャンパスにおける省エネルギー活動の取り組みは多くの高評価を受けており、同学会の第53回「学会賞技術賞」(2015年・建築設備部門)をはじめ、第5回サステナブル建築賞「国土交通大臣賞」(2013年度)、「地球温暖化防止活動 環境大臣表彰」(2013年度)、電力負荷平準化機器・システム表彰「資源エネルギー庁長官賞」(2012年度)、一般社団法人日本建設業連合会「BCS賞」(2013年)なども受賞しています。

本学は、今後も継続して、CO₂を徹底的に削減する「省CO₂エコキャンパス」の実現を目指すとともに、今回の受賞を機に、その取り組みをさらに推進していきます。

 

<受賞名>

空気調和・衛生工学会 第24回 特別賞十年賞

[業績名]

東京電機大学東京千住キャンパスにおける徹底した省エネルギーを目指した継続的取り組み

[受賞者(社)]

・計画・性能評価       :学校法人東京電機大学

・設計・監理・性能評価    :株式会社日建設計

・運用調整・性能評価     :東洋熱工業株式会社

・運転保守・維持管理・性能評価:鹿島建物総合管理株式会社

 

<所属研究室>

建築設備・環境工学研究室、建築エネルギー研究室