NEWS/AWARD
AWARD
- AWARD2023.5.12
- 本学科研究員の古賀さんが「千葉県建築文化賞」「千葉市都市文化賞」を受賞
千葉県の障害者支援施設「エルピザの里」が「第29回千葉県建築文化賞 一般建築物の部 最優秀賞」「千葉市都市文化賞2022 建築文化部門 優秀賞」を受賞しました。「エルピザの里」は、本学建築学科で研究員・非常勤講師として研究活動及び研究指導をされている古賀政好さん(2013年3月 先端科学技術研究科 建築・建設環境工学専攻 博士後期課程修了)がアドバイザーとして参画しました。
また、古賀さんは特別支援教育施設における研究論文で2023年度日本建築学会奨励賞も受賞し、本年9月に表彰式が行われる予定です。
受 賞 名第29回千葉県建築文化賞 一般建築物の部 最優秀賞
(令和5年3月17日受賞)
千葉市都市文化賞2022 建築文化部門 優秀賞
(令和5年2月2日受賞)受賞作品障害者支援施設 エルピザの里
所在地/千葉市緑区高田町
所属研究室建築・環境計画研究室(山田あすか 教授)参 考社会福祉法人 清輝会HP
設計事務所 ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング作品紹介ページ
ウッドデザイン賞受賞作品データベース(エルピザの里はウッドデザイン2022で入賞)
受賞者のコメント
エルピザの里は重度の知的障碍のある人たちが生活する建物です。重度の知的障碍のある人たちの生活/活動の場では、多様な障碍特性や高齢化への対応等を検討する必要があります。
私は障碍や疾病等で特別支援ニーズのある人たちの建物環境について研究をしています。今回アドバイザーという立場でエルピザの里建て替えプロジェクトに参画し、運営者・設計者・施工者とともに「ここで生活する人たちのために」という想いを一つにしてきました。
新しく建て替わったエルピザの里では入居者の生涯の家となる環境と共に、地域社会の人たちとの接点となる環境がつくられました。外へと開き、様々な人たちに来てもらうことでの新たな共生への試みが始まっています。
この度の受賞を通じて、多くの人たちに「障害者支援施設」という建物やこうした場所を必要とする人たちがいることを知ってもらい、障碍への理解や障碍の有無に関わらずにだれもが安心して暮らしていける社会について考えるきっかけとなって頂けますと幸いです。