研究室と教員紹介
土田 寛
教授・博士(工学)
都市デザイン研究室
都市デザイン研究室
・都市デザインは、都市の将来像、都市景観の創造、都市空間の計画・設計、建築群のコントロール、公共空間の概念形成など多岐にわたる
・キーワードとしては、humanscale(親しみやすさ)、beauty(美しさ)、identity(場所らしさ)、legibility(分かりやすさ)の4つがある
・都市空間を形づくるもしくは解析するときの全体性、社会性を通じて、建築および都市の空間を相対化、社会化する
教員プロフィール
- 教員名
- 土田 寛 教授
- 所属学会
- 日本建築学会/日本都市計画学会/人間・環境学会/文京区景観審議会/東京建築士会まちづくり委員会
- 学位
- 博士(工学)・東京電機大学
- 学歴・職歴
- 1984年 東京電機大学工学部建築学科卒業
1986年 東京電機大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了
1988年 都市環境研究所入所
2006年 東京電機大学大学院工学研究科建築学専攻修了
2010年 東京電機大学 准教授 - 専門分野
- 都市デザイン/プロジェクトデザイン/都市計画/建築計画
- 担当科目
- 都市計画/地域整備計画/都市デザイン論/DPⅦ 他
- 受賞歴
- LIGHTING SELLECTIN 2003 街路・道路照明部門優秀賞・部門特別賞:シオサイト街路整備事業:松下電工(2003年)
論文優秀賞:「景観形成と公共空間利活用による街づくりの時代へ-協議会が主体となる汐留シオサイト5区イタリア街」:区画整理法50周年記念フォーラム実行委員会(2004年) - 著書・論文
- 休憩行為に関する嗜好空間の分析-都市のパブリックスペースの研究(その1)- 日本建築学会計画系論文集 第591号 pp.87-94(2005年5月)
休憩および待ち合わせ行為に関する嗜好空間の分析-都市のパブリックスペースの研究(その2)- 日本建築学会計画系論文集 第596号 pp.59-66(2005年10月)
モール空間における嗜好空間の分析-都市のパブリックスペースの研究(その3)- 日本建築学会計画系論文集pp. 2363-2370(2010年10月)
The possibility of urban design and sustainable community development at the shiodome-west district -Ordinance to promote elegant neighborhoos in Tokyo- ISAIA2010 The 8th International Symposium on Architectural Interchange in Asia 2010:Architectural Institute of Japan/Architectural Society of China/Architectural Institute of Korea pp.1039-1043(2010年11月)
「汐留地域開発のマスタープランとそのコンセプト:事業の特色とその進捗状況」-特集:都市再生に向けての大規模開発プロジェクト 「JSSC」:秋季号 №46号 pp.4-11(社) 日本鋼構造協会(2002年10月)
都市再生-ランドスケープからの発想-汐留シオサイト:景観デザインの可能性 ランドスケープ研究 VOL.67 №2号 pp.115-118 日本造園学会(2003年10月)
地元組織が防犯の”ハブ゙”に-新都市が築く行政との連携 日経アーキテクチャ 2004-2-9 pp.64-67(2004年12月)
東京の新しい街の創造-美しい街を創造するために- 照明学会誌 VOL.88 №7号 pp.407-410 照明学会(2004年7月)
知覚できるリーディングプラクティス:汐留シオサイトの地域環境マネジメント 日本不動産学会誌 Vol.19 巻№1号 pp.72-78 不動産学会(2005年7月)
交通空間とアーバンデザインによる拠点形成(地域街づくり):汐留シオサイト-特集:東京都市圏における構造変化の検証-都心部を中心に- 「運輸と経済」 第65巻 第8号 pp.45-53 (財) 運輸調査局(2005年8月)
近代都市空間形成システムの変遷-近代の空間システム・日本の空間システム-都市と建築の21世紀:省察と展望- 特別研究委員会報告書41 pp.111-114 日本建築学会(2008年10月)
都市・地域の価値創造の可能性について 日本のサスティナブルエリアデザインとコミュニティアーキテクト提起報告書 pp.95-96 日本建築学会(2009年7月)
エリアマネジメントと土地区画整理事業の関係のデザイン-汐留サイトのプロセスデザインを通じて- 「区画整理」 53巻 11号 pp.25-28(2010年11月) - 研究室URL
- http://www.tsuchida-urbandesignlab.com/
研究事例
【都市デザイン】
- 都市開発等の歴史を通じたクリティカルとなる要素や事象
- プロセスデザインとコンセンサスの形成の関係分析
- アーバンデザインセンターのプログラムと都市空間
- 地域文脈の解析(資源の発掘と意味づけ)と地域整備コンセプト
- サイン計画、設計を通じた都市空間のレジビリティ)
【パブリックスペース】
- パブリックスペースの形成過程
- 空間特性、社会的行動からのパブリックスペースに内在する空間構成分析
- 都市交通空間の評価(拠点地区、歩道空間等)
- フィールドワークによるオープンスペースの初期理念、コンセプトとその変容
- 時間の経過と連動する空間意識の変化
【都市景観】
- 景観変化の実際と変動要因
- 都市のかたちと都市計画(形態規制とコントロール)・グランドデザイン
- 都市のスカイラインと景観の評価
- 眺望景観、ビスタのネットワーク的解析による都市空間の解析
【その他】
- 公共政策とグランドデザイン(要素)の評価
研究室の生活
研究室では、これまでの勉強に加えて、研究や計画設計の主題を自発的に模索、思考するという状況に生活が変化します。研究や創造活動に自由に取り組める時間と場所が提供され、同時に成果を求められる責任が付帯します。一方で遊びも大切な要素です。明るく楽しい学生生活を心がける中で、自由と責任のバランスがとれ、未来につながります。
卒業生の進路
今のところは卒業生は居ませんが、優秀(≠成績)な大学院生は、エネルギー会社・ゼネコン・サブコンなどの建築設備分野に推薦したいと思っています。
研究室希望の方へ
社会経済状況の変化が著しい中で、様々なモノ、コトに好奇心を持って知識を得る集中力と、それらを検証すべくフィールドワークをこなす積極性が必要です