作品ギャラリー:4年次
5.7kmのアーカイブ
新たに地域に根差す6つの記憶
卒業設計 4年後期
- 第28回千葉県建築四会学生賞
利便性を求め続ける人々は鉄道という強い磁力に惹きつけられるようにその周囲を開発し、生活してきた。
千葉県流山市にはつくばエクスプレス線が開通したことにより、現在も大規模な都市開発が行われている最中にある。しかし、その陰にはひっそりと町民鉄道として全長5.7km を走り続けている路線がある。流鉄流山線である。しかし近年のつくばエクスプレス沿線の開発により路線の磁力が弱まり、ついにその将来が気にかかるようになってきた今、今のことばかり考えるのではなく、将来廃線となる可能性が1%でもあるのであれば、その先について考えるべきである。
その歴史や記憶は唯一無二の存在であり、未来に建築として記憶を残すためのアーカイブの提案をする。
2015年制作